第五回 津軽三味線日本一決定戦@青森市文化会館

輝&輝の二人もそれぞれ出場する「第五回 津軽三味線日本一決定戦」を観にいってきました。

場所は青森市文化会館、ちょうど家族旅行で青森に来ていたのでスケジュールを調整して自分だけ別行動して観覧。たまたま青森に来たみたいに書いてますけれども・・・GWに青森か弘前で三味線の大会があることは知っていて、親が「GW久々に青森行きたいね」と以前から言っていたので隙あらば大会見てみようと。旅行スケジュールを決めたのは自分でした。なので確信犯とも言えますね(笑)

GWという時期的なものもあるし、大会といってもお祭り的な要素もあるのかなと勝手に思っていたのですが観覧してびっくり。完全ガチな勝負の世界でした。



二人が出場するのは大会のタイトルにもなっている最上級の部「日本一の部」。男女混合で行われ、曲弾きと唄づけの2回演奏した合計点で争われる部で一位になったとしても一定の点数に満たない場合は「日本一(優勝者)該当なし」となる、まさに日本一の三味線奏者を決める部。そんな部に参加する16人のうち矢吹さんを含めると3人知ってる人が出場するわけで、浅草通ってた日々は無駄ではなかったと痛感するのでした。

ちなみにこの青森市文化会館は高校時代にバイトでコンサートスタッフを何度かした思い出の地。思い出の地で青森出身にも関わらず西日本出身の輝&輝の二人を応援する自分に少し違和感を感じたり(笑)

最初に始まったジュニアの部。ステージセンターに演奏ゾーン、ステージ右手後方に演奏する直近5人の座席が並びます。演奏後MCとのインタビュータイムが少しありその間に集計された審査員の合計点数(10人の審査員のうち最高点と最低点を除いた8人の合計点数)がスクリーンにドドーンと出て、ステージ左手後方にある上位入賞者用の座席に、時には順位が入れ替わりながら座っていくというシステム。即結果が出て行くリアルタイムな流れに既にドキドキ感が半端ないです・・・。

【日本一の部・曲弾き】
7番目に白藤ひかりちゃんが登場。大会スタッフにフラッシュなしの静止画撮影ならOK(ビデオ撮影は1万円かかる)と確認を取っていたんですが、この緊張感で撮影する気持ちには正直なれず。もしそれで演者の集中力に影響を与えてしまう可能性もあったので、客席に埋もれた隠れた位置で観覧してました。小心者すぎる(笑)

そしてひかりちゃんの演奏時にハプニングが・・・。

序盤ひっかかるような感じで演奏が一瞬止まります。最初弦が切れてしまったのか!?とか思ったんですが違う模様。とにかく何か起こっているのは誰が見てもわかりました。バチを持ち替えたような動きのあと、ミスを取り戻そうという攻めて攻めての気迫の演奏にもはや自分の涙腺は崩壊寸前。ひかりちゃんは演奏後こらえきれず号泣。なんと撥の先が折れてしまったというのです・・・。撥は左右対称なのでとっさの判断で逆側で演奏続行したのですがやはり得点は伸びず。厳しい試練を与えすぎですよ・・・。

2人後の武田佳泉ちゃん。Pちゃんの分まで取り戻して!!と個人戦にも関わらず完全に輝&輝として応援してしまっている駄目な自分(^-^; でも堂々と演奏する姿に感動しっぱなしでした。

上位陣の実力は拮抗しており誰が優勝してもおかしくないような感じにも思えましたが、曲弾きが終わった時点でひかりちゃん10位・佳泉ちゃん8位・矢吹さん5位という結果。お昼休憩→団体の部が終わってから唄づけ審査という流れ。

団体の部の初っ端にひかりちゃんの合奏があるというので、合奏なら影響あんまりないだろうと最前で観覧しました。登場したひかりちゃんには笑顔も見られちょっとだけほっとしました。


【日本一の部・唄づけ】
曲弾きの点数の低い方から順番で演奏。唄い手は3名がローテーションで指名は不可。曲は演奏前にクジ引きで決定。津軽五大民謡の唄づけが全て出来ないとエントリーすら不可というハードルの高さで得意不得意があると順位の大きな変動もありえるという、これもまた物凄いルールだなと・・・。

唄い手に福士あきみさんが居て、自分の応援してる人達はみんなその組み合わせで唄づけしたことあるはずなのでペアになったら安心だなと思ってました。特に矢吹さんとあきみさんは夫婦だし・・・(笑) しかし順位的に夫婦共演は実現せず。唯一ひかりちゃんだけあきみさんの唄づけという挽回のチャンス!!

ひかりちゃんは「よされ節」、あきみさんが唄い手だったこともあり安定感抜群。全く不安なく聴けました。最終結果的にも唄づけ部門だけ見ると3位の高得点。最終順位も8位に上げて終了しました。佳泉ちゃんは「おはら節」。完璧じゃね?とか思ったんですが審査基準が自分のレベルを遥に超えているので理解不能(笑) 最終順位は1つ上げて7位。佳泉ちゃん演奏終了時点で入賞者用座席で隣同士で座る輝&輝。途中結構ステージ上でおしゃべりする二人の画に安心するのでした。


全て終わっての表彰式。二人とも上位入賞とはなりませんでしたが、どちらも日本一の部で審査員特別賞に選ばれステージ上に居ました。審査員長の総評でまっさきに出てきたのが白藤ひかりちゃんの撥が折れるハプニングの件について。その時点で投げ出さず最後まで演奏しきったことや、折れた後の盛り返しの気迫の演奏に審査員の中からも絶賛の声があがったそうです。あーっ、もうこれは号泣したい、トイレに篭って号泣したい。。。

終演後ロビーで親の迎えの車を待っていると目の前に輝&輝の二人が!!個々ばらばらだったら声かけづらいなと思ってたのですが二人一緒ならとご挨拶を。「ハプニング賞貰いました。」と相当悔しいのに笑顔を見せるひかりちゃん。佳泉ちゃんも思ったような結果残せなくてきっと悔しいはず。でもでも正直大会初心者の自分には明暗分かれる結果よりよかったなと思ってしまうのです(^-^; これユニットを応援する人が勝敗が見える形で結果が出てしまう個人戦を見る際に難しく考えてしまう部分よね(笑) あっ、そうそう輝゛&輝゛のお二人にも直後にお会いしてしまいアタフタしたりしました(笑)

どちらにせよ今回の大会を観覧できて本当に良かったと心から思うのでした。今後の二人の成長過程も見ていけたらなぁと思います。いやーほんと大会は熱くて胃も痛い(笑) でも知ってる人が出てるだけで俄然大会の面白さが変わってくるので、ショー以外観たことない人は一度は見ておいて損はないと思います。

目当ての子の演奏だけ見れば良いやと思っていた自分が、結局演者の得点をメモるまでに熱中(笑)


ではまた東京浅草で!

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